青森から帰ってきたしばねこです(・∀・)
「あれ、コソヴォじゃなかったの?」
聞かないでください。
さて、2018年末の鹿児島遠征の続きです。
今回は未乗の第3セクターくま川鉄道に乗るため、鹿児島を目指しつつも人吉で途中下車します!
<旅程>
1日目(12月14日) 羽田空港→大分空港→大分駅→由布院→久留米→熊本 ANAクラウンプラザ泊
2日目(12月15日) 熊本→人吉→湯前→人吉→吉松→鹿児島中央 ソラリア西鉄ホテル泊
3日目(12月16日)(※) 鹿児島中央→川内→阿久根→出水→鹿児島空港→羽田空港
※写真紛失につき旅行記は2日目まで(オイ)
2日目朝。おはようございます。
今日の九州も素晴らしい天候の予感がするであります!
ANAクラウンプラザからは散歩がてら歩いて駅まで行く事に。寒いけど気持ちいいねぇ。
熊本駅で軽く朝食。
てかミスドかよっ!と自分でもなぜ選んだか分からない。
しかし、ウマイ(再確認)
熊本駅の5番のりばから今回の旅のメインイベント「肥薩線」の旅の始まりだぃ!
今回は観光特急いさぶろう号に乗って肥薩線を満喫しつつ鹿児島まで。逆方向の「しんぺい号」は乗ったことあるけど、熊本から乗るのは初めて。楽しみだ。
いさぶろう1号はすでに入線していた。
たった2両だが、風光明媚な肥薩線を味わうのにはアナウンス付きは嬉しいところ。
車内はシックな感じで落ち着いた雰囲気。展望カメラも付いていて、座席にいながらかぶりつき疑似体験ができるので朝が弱いオッサンには嬉しいサービス。
土曜だったので結構席が埋まっちゃってるかなー?と心配して早めに予約しておいたが、ガラガラだった・・・。
前にしんぺい乗った時は超満員だったから。
まぁゆっくり寛げるのは嬉しいんだけど、少なすぎても存続が心配になる・・・。
ちなみにもっと早い時間に出発する「かわせみ やませみ」は指定席は満席で取れなかった。
窓の方向を向いたカウンタースペースもある。
さすが観光列車だ。
8:31熊本発。
山や畑の風景が続くのどかな車窓が広がっている。
最近ではちょっとずつだけど訪れる場所や乗る路線の歴史について調べることにしている。
やはりバックグラウンドが分かっていた方がより楽しめる気がするからだ。
とはいえ予備知識なしに未開の地に乗りこんでみるのもまた楽しい。
坂本駅。瓦屋根の立派な駅舎だなぁ。
日本三大急流の球磨川に沿って列車は走る。この人吉駅までの区間は「川線」と呼ばれるらしい。
四国の予土線にしかり、川に沿って走る路線っていいよね・・・(山も海もいいよ)
見ていて飽きない車窓。やっぱ肥薩線好きだー。
ちなみに大半は川の西側を走るので、進行方向向かって左側の席が良いと思う。
9:48 一勝地(いっしょうち)駅に到着。
お?あれは上りのかわせみ やませみ2号だな。そしてホームにはどこかで見たことのある忍びの男性が。
ご無沙汰してます(半笑)
先ほどグループラインでそれらしき車両の内装写真が送られてきたので、まさかとは思っていたがT先生やはり登場w
そしてこのいさぶろう1号に乗り込んでこられたので短区間だけ同じ列車になった。
しかし今夜の会で本日のルートの発表会が控えているので、暗黙の了解でお互い必要以上に干渉しない(笑)
こうしてネタばらしまでに遭遇してしまう事故も散発的に起こってしまうのだ。
とりあえず俺は何も見ていない。見ていないはずだ。
記念撮影いかがですか?(*‘∀‘)
とアテンダントさんに唆され、真摯で紳士な俺は仕方なく乗ってあげることにした。
しかし、この奥の表情をT先生に見られていたら何も言い訳はできない。
干渉しないとか言いつつ、ちょっと離れたところに座っているT先生に少しは絡みに行く(←迷惑)
「人吉は霧が凄いんです。たぶん今日も」
さすが熊本県民。その予報は的中し、人吉駅に近づくと、さっきまでの快晴がウソのようにモヤってきた。
冬の晴れた日はほぼ100%濃霧が発生するという結構過酷な場所らしい。
10:04 熊本から1時間33分で人吉駅に到着した。
自分はここで途中下車して第3セクターのくま川鉄道に乗っていく。
このままいさぶろう1号に乗っていかれるT先生とはここでお別れ。
「では失礼します」
最後まで礼儀正しいお方だ(笑)
構内踏切にスタンバイし、最後までお見送り。ではまた夜に鹿児島でお会いしましょう。
ここからはJRの片道切符の区間から外れてくま川鉄道に乗る。
てか人吉寒すぎるだろ・・・。しかも心折れるレベルの寒さ。絶対後で温泉入ろう。
少し乗り継ぎに時間があるので駅前で昼飯を調達しておくことに。
人吉駅と言えば超有名な駅弁の立売。もちろん立売のおじちゃんがいたのだが、
駅前のお店も見てみたかったので今回はコチラで購入することにした。
くま川鉄道の起点駅は人吉ではなく「人吉温泉駅」から。
と言ってもほぼ直結なので問題なし。乗り場は外からだと専用の入り口がある。
JR人吉駅を跨ぐようにくま川鉄道のホームへ。
10:25の湯前(ゆのまえ)行に乗車。
田園シンフォニーのラッピングがされた列車が停まっているが、フツーの普通列車(笑)
うーん(´ー`) ローカル線らしくていいねぇ。
白と黒の車体とか、俺好み❤
どうでもいいが俺は白黒ハッキリな性格なので、性格としてのグレーは嫌いだ(特に深い意味はない)
そして車内ものすごっ!!
さながらシル〇ニアファミリーのおうちのようだ(実は良く知らない)
明らかにショーケーススペースが座席の面積を狭くしているが、なぜそうなったかは深く考えないことにしよう。
座席もすさまじい事になっているが遊び心いっぱいだ。
とりあえず往復だけで元が取れる1日乗車券(1200円)を購入。
3セクの定番だね!
湯前に向けてしゅっぱーつ!
てか濃霧まじヤバい・・・(笑)
濃霧がウザくて車窓が楽しめないので、早めのランチとしましょうか。テーブルも付いているので食事も気軽に楽しめてしまうのだ。
車窓とは反対に色鮮やかな人吉駅の「栗めし」。これはやはり外せない。
てかこの栗の量ハンパないっす。久々に食べたけどウマー(・∀・)
一武駅。
てか くらいよ くま川さん。
珍しい名前のおかどめ幸福駅。
近くの岡留熊野座神社が幸福神社と呼ばれていることからこの駅名が付いたとか。
ちなみに一部の航空マニアには沖止め幸福な人たちもいるらしい。
湯前に向かって進んでいくと徐々に霧が晴れてきた!
ここからが田園を売りにしたくま鉄の真骨頂だろう。
そして全快!!
熊本の山々と田園風景が素晴らしい。
まぁ田園と言えば俺の地元も田んぼと畑しかなくて常々ふざけんなと思っているが、県外や旅行先で見る田園は色眼鏡で見てしまうな。旅とは恐ろしい。そう、農業が我々の食を支えているのだ。
気分が乗ってきた(目が覚めてきた)のでかぶりつきしてみる。
どう見ても明らかにイスが小さいので子供か鶏ガラの俺専用と思われる。
11:08 終点の湯前に到着。
ローカル線の終着駅は雰囲気が好き。
元々は宮崎県の杉安駅(とっくに廃線になってしまった妻線の終着駅)まで延伸する計画があったらしい。
乗ってみたかった・・・。
ずっと地図を見て気になっていた駅なのだ。
ここは熊本県の湯前町。
近くに湯前まんが美術館なるものがあったがスルー。
駅近くの散歩を楽しもう。だってめっちゃ気温高くなってきて気持ちいいから!
のどかでいいやねぇ。
駅の前を国道219号線が通っており、球磨川に向かって北へ歩いて行くと、この先は水上村。折り返し列車の時刻が迫っていたので、名残惜しいけど駅に戻る。
水上村の温泉、行ってみたいんだよなぁ・・・。
11:26発の人吉温泉行に乗るために戻ってきた。
改札に味があって良い。
折り返し運転のため、今度はもう一つの車両に乗ろう。
駅の数は結構多いけど、43分くらいで終点まで行く。
さっきまでテンション低かったので気付かなかったがつり革が可愛らしい。
しかし実際は掴みにくいんじゃないか疑惑(コラ)
多良木駅の前にあるのは露天風呂もある「えびすの湯」
今度一日かけてゆっくり降り倒したいなぁ。
ん?
そのちょっと先にはなんかブルートレインがある!気になって検索してみたらなんとブルートレインたらぎなる宿泊施設との事!マジか( ゚Д゚)
ブルートレインたらぎ HP
寝台特急はやぶさの車両を利用して作られたらしい。しかも宿泊者は「えびすの湯」の入浴券がもらえる。
HPによると一泊大人1名3,080円との事。
これは絶対再訪(宿泊)だな・・・。
途中駅(多分あさぎり)で田園シンフォニーと交換。大量の中国人が現れ駅は騒然とした(笑)
こんな所にまで観光に来るんだなぁ・・・。
再び球磨川が見えてきた。
濃霧が晴れたおかげでなんとか車窓が楽しめた。
12:13 人吉(温泉駅)に戻ってきた。
人吉駅もさすがにすっかり晴れてる!
ホームには八代行の普通列車が停まってる。いいねぇ。
さっきとは打って変わって爽やかな人吉駅前!
テンション上がるぜぇ。
この後は13:22のいさぶろう3号に乗って山越えの予定。
それまで約1時間あるので駅近の日帰り温泉を楽しむこととしよう。
さすが小京都と言われるだけあって雰囲気のある温泉街。
またしても球磨川が流れている。
で、駅から歩いて10分かからないくらいの「人吉旅館」さんにお邪魔した。
駅の観光案内所の人が教えてくれたのだ。
めっちゃ老舗の温泉旅館。
国登録有形文化財に指定されているらしい。
残念ながら時間も無いので早速お風呂へ。
人吉旅館HP
とろみのある茶色がかったお湯で、美人の湯としても有名。飲用で胃腸にも良いとされ、風呂にはコップが備え付けられていた。
しかし温度は結構熱めなので、熱さに弱い俺は他に誰もいないことをいいことに
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぢぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・ぁぁぁぁ!!!」
と、純・オッサンのように心の底から唸りを上げ、秒速2cmの速度で身体を沈めていく。
冷えたカラダだから尚更敏感になっているのだ・・・(泣)
徐々に身体にお湯を慣らし、5分くらいは浸かれただろうか(笑)
結局時間が無いのも言い訳にすぐに出てしまったが、この熱さも源泉かけ流しゆえ。
歳は無駄に重ねていくが一向に酒は飲めるようにならないし、熱いお湯に入れない(爆)
それにしても本当に雰囲気の良い旅館だった。
今度はぜひ泊まって日常を忘れたい。この簡単にはアクセスできない立地がまた良い。
ちなみに日帰り入浴は600円。
再び人吉駅に戻ってきた。
キリが良いので今回はここまで。
次回はいさぶろう号とはやとの風で日本三大車窓を楽しみつつ肥薩線のハイライト区間へ!
続く。