ポルトガル旅行記の②です。
いよいよユーラシア大陸最西端ロカ岬へ。後半は発見のモニュメントを見にベレン地区へ。
本編前哨戦のANAファースト搭乗編(羽田→ロンドン)はコチラ↓
<旅程>
2018年1月13日 NH211 羽田 11:40 → 15:25 ロンドン TAP357 18:30 → 21:05 リスボン
2018年1月14日 リスボン → シントラ → ロカ岬 → カスカイス → リスボン
2018年1月15日 終日リスボン市内観光
2018年1月16日 TAP578 リスボン 8:25→ 12:35 フランクフルト NH224 20:45 → 16:15 羽田(翌日)
シントラの街歩きもそこそこに、さらにバスで西を目指す。ペーナ宮殿ではゲリラ豪雨に見舞われるわ単焦点で画角が狭すぎて全貌を写せないわで完全に不完全燃焼だが・・・。ムーアの城壁も行ってみたかった。
時間が無いのでシントラ駅前のバス停から403番カスカイス行きに乗る。これもリスボンで仕入れたBilhete Train&Busの対象区間なので便利!
シントラ~ロカ岬の乗車時間は約40分。403番はカスカイスに向かう途中にロカ岬も寄るバス。
こんなのどかな風景をながめていると、今自分がユーラシア大陸の西の果てに向かっている実感が全くない。
普通の住宅街なんかも通るし。
おぉぉ!
しばらくすると大西洋が見えたきた!道も険しくなってきて、いよいよ感が伝わってくる。
ロカ岬の観光案内所が見えてきた。高まる・・・。
北緯38度47分 西経9度30分ユーラシア大陸の最西端・ロカ岬についに到達!!
今思えばただの電車小僧だった俺が、一人でこんなところに来られるまで成長するとは・・・。
実に感慨深い。どっかの岬と違ってちゃんと岬感出てるし。
とある中国人夫婦に話しかけられる。
「僕たちは新婚旅行で来てるんだ。君はなんで一人なの?」
こっちが聞きたい事案である。
遠く東の果てからはるばる来た感が半端ない。
大西洋が美しすぎる・・・。
せっかく最西端で今後の新婚旅行(予定なし)のプランを考えていたのに、目を覚ませと言わんばかりの再びゲリラ豪雨発生(泣)
とりあえず一通り撮影を済ませた後なのでまだ良かったんだ。
比較的温暖なポルトガルでも降雨と最果ての強風によって凄まじい寒さに・・・。
土砂降りの中、行列に並んで再び403番カスカイス行きに乗る。もう寒くて岬どころではない(笑)
中には日本人も数名いたと思う。
30分もかからないうちにバスは終点のカスカイスに到着。漁師町でもあり、夏は海水浴が楽しめるリゾート地でもあるようだ。
カスカイスでは適当にマックのハンバーガーをつまみ、今度は電車でリスボンに戻ってみる。
相変わらず落書きのヒドイ車両である。リスボン中心部に程近いカイス・ド・ソドレ行き。
すっかり雨も上がり、列車はテージョ川に沿ってリスボン方面へ。
この風景癒される・・・。
途中、ベレン駅で途中下車。
この地区にも見どころが点在しているのだ。
国立考古学博物館、他(雑)
今日は時間ないのでパス。せっかくなので行ってみたいのは・・・。
リスボンと言えば「発見のモニュメント」
ベレン駅から10~15分くらい。
ぼちぼち見えてきたね。デカい。
これがリスボンの観光スポット発見のモニュメント
奥に見える4月25日橋とのコントラストが素晴らしい。
正直、ガイドブックとかで見てもイマイチ興味をそそられなかったけど、実際来てみると結構感動する。
高さは52mもあるらしく、かなり迫力がある。
1960年にエンリケ航海王子の500回忌を記念して造られたというモニュメント。
先頭に立つのがそのエンリケさん。他にもザビエル、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼランもいる。
外から見てる分には無料だが、エレベーターで屋上にも上がれるらしい。
精密機器もない時代、大海原に帆船で繰り出すってすごい根性だと思う。今でさえ自然相手では海難事故が絶えないのに・・・。
モニュメント前の広場には大理石で各国の発見年号が記されている。
ポルトガル船が豊後に漂着したのが1541年のようだ。
俺もまだ見ぬ生涯の伴侶を発見したい。
じっくり眺めたり自撮りで遊んでいると陽が沈んできた。
かなり多くの観光客で賑わっていたと思う。
ベレン地区、ほんの一部だったけど良かった・・・。
また鉄道に乗ってカイス・ド・ソドレ駅へ。
そろそろ腹が減ってきた。下図はカスカイス→ベレン→カイス・ド・ソドレ
カイス・ド・ソドレ駅前。陽か沈むとやはり冷え込む・・・。
特にあてもなくレストランを探してフラフラとリスボンの街を歩く。
寒いけどやはりヨーロッパの夜の街並みは素敵である・・・。
ただ、ひたすら歩くが夕飯の店が決まらない(笑)
ようやく決めたバイロ・アルトにある「ア・バイウカ」
アローシュ(リゾット)というポルトガル料理が食べたくて訪れてみた。
外壁のアズレージョがまたいい。異国感たっぷり。
なんか前菜みたいなのがジャンジャン運ばれてくる(笑)
歩き回った後のジンジャーエールがうまい!
アローシュ・デ・パト(アヒルのアローシュ)を注文!
最初何が入ってるか分からずに適当にアローシュという言葉だけで決めたらオバちゃんが
これはダックよ、クワックワッ♪
と、身体を張った萌え鳴きまねで説明してくれたので良く理解することができた。
なんかリゾットを想像してたので、思いのほかカリカリに焼きあがっていてビックリしたが、美味しくいただいた。
ファドの生演奏も聞いてみたかった。
食後は街歩きを楽しみながらホテルへ。ロシオまでは全然歩ける距離なので。
それにしてもリスボンは坂が多い。これに明日も悩まされることになるが(笑)必ず歩きやすい靴を持参した方が良い。
翌日はきままにリスボン周辺を巡ってドイツ経由で日本に帰ります。
続く。